弥次喜多ツアー3日目 金刀比羅宮

朝4:30に起床。Kは腰が痛むのでさすがに石段785段は上れないというので、単身でこんぴら参り。まだ暗い5時、宿を出る。参道にはまだ街頭が付いてる。

まだ暗い。早起きしすぎ。

こんな石段がずっと続く。なんだか維新派「南風」のセットみたい。



http://www.konpira.or.jp/
境内に入ると、もう蝉の声に押しつぶされるんじゃないかっていうくらいの勢いで蝉がないてる。本当に蝉の声で圧死するんじゃないかとすら。参拝客はこの時点で私の前に若いカップルがふたりと、後ろに中年夫婦。もっと早い時点で上っていたと思われる登山客風の男性ひとりとすれ違ったくらいか。まぁさすがに5時じゃなぁ。
何度か休み休み石段を上る。最後、本宮までの階段では「ああ、もうすぐ到着!」ってわかるから意外に元気に一気に上れるんだけど、先の見えない途中の階段のほうが案外疲れる。45分ほどでようやく本宮にたどり着いて、展望台から下界を眺める。ふう、なんか、これは伊勢参りとかと違って、達成感を問われるイベントという気がするな。

ラストスパート。


さすがにこの倍階段を上るという奥社までは行かず、本宮へのお参りをすませて、Kのためにお守りをひとつ買ったところで降りる。降りるのはまぁ上るのよりは全然楽で一気に降りられるんだけど、膝が笑っちゃってちょっと危ない。階段の段はそれほど高くないんだけど、一段一段が狭いからえらく急なのだ。これ、ほんと膝の悪いおばあちゃんとか大変なんじゃないかなぁ。手すりもないし……。はあ、しかし汗だくだ。Tシャツがなんかもうしっとりしちゃってるよ……。
 
金刀比羅宮本宮 と、その前の展望台から。
 
階段急すぎ。


帰りは結構多くの参拝客とすれ違った。みんな朝早いなぁ。でもこれは朝早く涼しいうちに上らないと、太陽が高くなってから上るときっと熱射病とか大変なことになりそうな気がする。大門を出て参道に戻ってくると、朝6時から営業してるというカゴ屋さんが観光客を乗せてのぼってきていた。あの人たちは毎日毎日この石段を上まで何往復もしてるのかと思ったら気が遠くなってきた。ちうかこれはほんと自分で上ることに意義があるんじゃないかなぁ。
宿に戻って、宿の足湯につかってひとやすみ。部屋に戻って汗が引くまで寝る。