坂東玉三郎舞踊公演「藤娘」「鷺娘」@よこすか芸術劇場

tcj2006-11-20

http://www.kabuki-bito.jp/theaters/jyungyou/2006/11/post_3.html

はー、キレイだったー。
藤娘も鷺娘も一度みた演目ではあったけれど、このカップリングはやはり見過ごせない。なんで関東のこんなはじっこでやるのか意味がわからないけれど……。
藤娘は銀屏風の玉三郎美術バージョン。鷺娘は劇場機構の関係か、登場のせり上がりは無し。
やはり歌舞伎座で観る方が小屋の趣があっていいなぁとは思う物の、オペラ仕様のこの大劇場の空間を埋め尽くす玉様のオーラはさすが。終演後のカーテンコールもたっぷりと。あの思い入れたっぷり加減は森光子・麻実れいと並ぶ「女優の御辞儀」だなぁと思ったりした。
藤娘では「いやーキレイねー」などといちいちうるさかった後ろのおばちゃんたちも「鷺娘」ではシンと静まりかえって観ていた。あの緊張感を作るのはさすがだなぁ。