赤坂製麺所


  • 業態:セルフ
  • 待ち時間:16時頃で待ちなし
  • 食べたもの:うどん小150円
  • 総合点:圏外

だいたい行きたい店は回りつくしたので「製麺所系も1件行って見るか」と、夕方まで空いてそうな店を適当に選んで行って見た。が、事前に情報を仕入れずに行ったのでお店のスタイルやおばちゃんのインパクトに圧倒されてしまいましたよ!
ここもうどん屋にはとても見えない普通の民家っぽい面構え。「お店の中には1席しかない、ほとんどの人は外で立ち食い」とガイドブックにはあったけど、その1席すらどこにあるかわかりませんでした。
ドアから入ると元気なおばちゃんが鍋のうどんをかき混ぜながら
「♪いらっしゃいまーーしぃーーー」
と高らかに歌い上げる。
なっ!?(戸惑い)
ぼやっとつったってるとさらにおばちゃんが歌い上げる。
「ご注文なーーーにぃーーー♪ あったかいのか冷たいのか選んでチョーーーダイっ♪ ダシかしょうゆも選んでチョーーーーーダイッ」
……( ゚Д゚)ポカーン(戸惑い)
「あっ、じゃあ、あの、冷たいのしょうゆで1玉……」
「ちょっと待ってチョーーーーーダイっ」と、さほど待たずに素うどんを無造作に渡されて立ち尽くす私と夫。
「お金はそこの缶の中にいれてチョーーーーダイッ」
「ネギはそこのハサミで切っていれてチョーーーダイッ、ほらこう、チョッキンチョッキンチョッキンッ
と、見本を見せてくれるが、別にネギを入れてくれるわけではない。圧倒されながらもフツーのバサミでネギを切りどんぶりの落とすが、動揺のため細かく切れずにものすごく大雑把な切り方になってしまう(写真参照)。
しかも、箸はどうみても割り箸なんだが新品ではなく、洗って使いまわしてる風情。割り箸を。普通の割り箸を。
あ、リサイクル?
あ、エコロジー?(動揺)
「ありがっっっトーーーーーーーーー」
と常にファンキーに歌い上げるおばちゃんの声を背に、まだ軽く動揺したまま外に出る。コンクリートの土手に腰掛けて食事。
ええと、うどんはやや細めでつるっとしてて、コシはなくやや柔らかめ。いや、うどんのインパクトよりもむしろこのロケーションとおばちゃんのインパクトに撃ち抜かれ気味なんですが。
まぁ何にせよ「ああ、さぬきうどんってこういうものなんだなぁ」と改めて軽くカルチャーショックを受けながら最後のうどんを完食したのでした。