近代能楽集@彩の国さいたま芸術劇場

掲示板であまりに話題騒然なのであわててチケットをヤフオクで落として行ってきました。皆様おっしゃるとおりさいたまに駆け付けるだけの甲斐はあったというものです。本当に竜也くんの成長っぷりはめざましいものがある。「この世の終わりの風景」を観客に見せてしまうだけの技量がある役者は他にはいないんじゃないかと。初演のときはひたすらテンションでのりきった感があったけど(それはそれでその時もすごいとは思っていたはずだが)、今回は緩急の付け方といいテンションの上げ方といいカーテンコールの笑顔といい、かなり余裕をもって演じてるように見受けられた。いやはや、ハムレットの後では弱法師なんてお茶の子なんだろうか。

卒塔婆小町についてはまた後日。